小さな習慣:著作 スティーヴン・ガイズ
「毎年自分の掲げる綺麗な目標(例えばジム行く)を達成することが一度も出来ないまま年末を過ごしてきた著者スティーヴンが、
「どうせ達成できない目標より、バカバカしくてもいいから続けらる目標を・・・
例えば腕立て伏せ1回とか😭」
という、
「いやそれくらいは誰でも達成できるでしょ」という目標を続けることによって、自分の良い習慣がたくさん広がっていくよ、というお話。
多くの人(特に私)は新しいことを始める時にモチベーション(意志の力)に頼りがちだけど、
そもそも意志の力が必要なものは脳みそが反対するので長続きしない。
なぜなら、脳みそは「新しいことはやりたくない、しんどい」タイプで、「習慣になってることをやめたくない、しんどい」という変化が苦手な可愛いやつらしい。
だからこそ、最初は意志の力が必要ないほど小さな習慣にして脳みそを「それくらいなら、やってみよっか?」と巻き込んで仲間にして、「意外と続けられるじゃん、自分」という土台を少しずつ強くしてくれる仕組みが、習慣を作る上にとても大事らしい。
人が意思決定をして何かを動かすにあたっては物理の法則が当てはまる。
・何かを動かすには、外からの力が必要なこと
・そしてそれを動かすと、それと同じだけの力が生まれること。
つまり、私たちが何かを動かすにあたって、
もっともエネルギーを使うのは最初の1歩であり、この1歩の壁を大きくしてしまうと、
その壁の大きさだけエネルギーが必要になる。
そもそも私たちの脳みそは新しいことはしたくないのにもかかわらず、自分の「やればできるっしょ」を過大評価しすぎたせいで
エネルギーは必要以上にいるし、壁は高いしという二重苦になってしまう。
最初は小さくていいんだ。
とにかく動かすが大事なんだから。
動かしていきながら自分の脳みそをうまく騙して大きくしていけばいいんだ。
これまでできなかったこと、長続きしなかったことだらけだけど、それには理由があるんだよと救ってくれた気がしてすごく嬉しい!笑
そしてこうすればできるかもよ、と教えてくれてとても嬉しい!笑
とても読みやすくて、とても理解しやすくて、
これなら何か続けられそうだなと思うとても素敵な本だった。